kekeo's ballbusting blog

KEKEO'S BALLBUSTING WORLD(http://kekeo1964.web.fc2.com/) の管理人の日記です。

カテゴリ: 自作小説の解説

大学生の時、山手線沿線にある、二階建ての自宅を改造し、一階に大家さん一家が住み、二階に二部屋間借りに出している下宿に住んでいた事があります。その下宿の大家さんが、結構きれいな未亡人でした(ただし、中学生の子供の母親)。

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昔、日活ロマンポルノに『未亡人下宿』というシリーズがありまして、今でもばんばん作られているみたいですが、ぼくが子供の頃は、↓のようなポスターがそこいらじゅうに張ってあって、妄想をかきたてられたものです。実は一作も見たことはありませんが、どうせ下宿の大家さんが性欲をもてあました色っぽい未亡人で、下宿人とHしまくるお話なんだと想像しています。

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結局のところ、ぼく自身は下宿の未亡人大家さんとは、何もないままだったんですが、というか、僕の部屋の隣に住んでいたアラサー男と付き合っていたようなんですが、そのアラサー男を、金蹴り好きのレズ仲間にすればいいんじゃないかと思いついて書いた作品です。


もう16年前に書いたものですが、今でも愛着のある作品です。
『玉姫殿』という当時の名物BBサイトに寄稿したのですが、初めて書いた長編小説で、しかも時代物。
結構古い資料を読んで勉強しながら書いたという意味では、後の古代史モノとか『悪霊』の原点にもなった作品です。

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発想の元になったのは、エピグラムでも示しているように、勝海舟の『氷川清話』にも出てくる、色仕掛けで男を誘っておいて、睾丸をひねり潰して殺して金品を奪っていた女のエピソードと、石川淳の『白頭吟』に出てくる「きんたまお藤」という女盗賊、この二人をヒロインとして、当時(歴史雑誌の編集をしていました)、仕事で調べていた明治初期の廃藩置県を背景において書き上げました。

その頃、携わっていた歴史雑誌は、もうとっくに廃刊になっちゃいましたが、なにせお金のない貧乏な雑誌でした。有名人の名前を目次に出したくても書いてくれないから、口述筆記という手段を取りました。1時間くらいいただいて喋ってもらい、それを文章に作り直すわけです。安い原稿料でも書いていただける筆者の原稿は、やはり安い原稿料でも書いていただけるだけあって、レベルが低く、結局、自分たちで書き直さなければならなかった。書き直すにしても、いわゆる「てにをは」を整えるレベルでは足りず、一次資料まで遡って確認する必要があったわけです。国会図書館のようなライブラリーに出かけていって、原稿と、原稿の元となった資料を読み比べて、修正するんです。

そうした作業のなかで、出会った一枚の写真が↓でした。


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明治維新から程ない明治4年、明治政府は5人の少女たちをアメリカに留学させます。近代国家を歩み始めた日本は、岩倉具視、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文という新政府の大立者を代表として、当時のエリートたちをよりすぐって欧米見学の大使節団を結成し、足かけ3年にわたって欧米を視察させます。帝国主義の時代の生き残りをかけた必死の戦略だったのですが、その使節団のなかに、12歳の大山捨松を長として、最年少は7歳だった津田梅子(津田塾大学創始者)ら5人の少女たちが混じっていました。

近代国家にふさわしい女性を育成するため派遣した彼女たちは、みな、明治維新で敗者となった旧幕府方の子女でした。それだけ、女性の海外留学は、未知の、危険なミッションだったのですね。

↑の写真は、不安を抱えてアメリカにわたった彼女たちが、現地の写真館で撮影した一枚です。中央は最年長の大山捨松。会津藩士の娘です。最年長といいながら、まだ十代半ばだった彼女は、最年少で不安な面持ちの津田梅子を抱きしめ、安堵させるように肩を抱いている。日本の将来を担わされた「敗北者出身」の少女たちの、凛とした姿を伝える写真は、社会人としての第一歩を踏み出したばかりの私にとって、励まされる一枚でした。

男の睾丸を潰すことで金品を得ていた女たちが、この少女たちを守る役目を担うという締めくくりに、どうしてもしたかったんですね。

 

「悪霊」第九部を掲載しました。

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http://kekeo1964.web.fc2.com/akuryo9-2.pdf
http://kekeo1964.web.fc2.com/akuryo9-3.pdf 


実を言いますと、最初の構想では、今回のクライマックスである「党」内部のリンチ殺人事件で話が終わる予定だったんですよね。猪俣佐和子も喜代美も、もちろんリンチに立ち会って、というか彼女らが同志を去勢して殺害し、それによって「党」は壊滅する。。。で終わりになるはずでした。私がこの作品を書く上でモチーフにしたドストエフスキーの「悪霊」がまさにそういう終わり方をしていますから。

そういう当初の設定が変わってしまったのは、理由がありましてね。というのは、この事件のモデルである戦前日本共産党のスパイ査問事件について調べれば調べるほど、 実にくだらない事件であって、そんなくだらない事件にわが愛するヒロインたちを関わらせたくないと思うようになったんですね。
どうしようかと思いあぐねて何気なく年表をめくったら、実はこの事件があった昭和八年に、有名なスパイであるリヒャルト・ゾルゲが来日していることがわかった。日本と中国に一大諜報網をつくった大物スパイを絡ませることで、わがヒロインたちにリンチ事件なんぞよりダイナミックな活躍の場を与えられるんじゃないか。そっちのほうがずっと面白そうだと思ったわけです。

今のところ、大陸に渡った佐和子や喜代美がどんな活躍をするかは作者である私にもわかりませんが、おそらく、意外な形で日本に凱旋してくることになると思います。

一方の、朝鮮部落での「人民裁判」ですが、これは無論、モデルとなる事件はなく、完全なフィクションです。と言いますか、これまで私は、実際の歴史年表にそってお話を展開してきましたけれど、この第九部以降は、かなり実際の歴史とは違った展開になる予定でいます。架空の登場人物たちだけでなく、日本国家そのものの歴史の歩みが、実際とは違ったものになっていくはずです。



ゾルゲ事件とは何か (岩波現代文庫)
チャルマーズ・ジョンソン
岩波書店
2013-09-19















 

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むかし、「家畜人ヤプー」という小説がありました。金髪白人美女が絶対権力を握る未来世界で、日本人主人公が奴隷として虐待されるマゾヒスティックな作品で、三島由紀夫が興味を示したことで幅広く知られるようになった作品です。石ノ森章太郎さんや江川達也さんも漫画化している、マゾ小説の古典というか金字塔ですな。



劇画家畜人ヤプー【復刻版】
石ノ森 章太郎
ポット出版
2010-03-17





 

実を言いますと、あまりぼくが好きな世界観ではないのですが(いわゆるSMは苦手です)、ただ、小さい頃は、白人のほうが有色人種より優れていたという偏見が根強かった世代ですので、白人美女が有色人種を虐待するという設定にはグッとくるものがあるのも事実です。

一方、近年欧米でつくられるBB動画を見ていると、有色人種の女性にタマを責められる白人男性が出てくる動画が結構ありますので、要するに「異人種の女性に虐められる」願望は、世界共通に存在するのかもしれません。

というわけで、日本人男性が白人美女に去勢されるという妄想を作品化したのが、これです。











 

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この小説は、確か英語のBB小説サイトに載っていた作品を参考にして書いた記憶があります。

ヒロインを家庭教師とその教え子にした設定は、自分が大学生の頃、家庭教師のアルバイトをやっていて、勉強するふりして教え子(男子)とビールを飲んだりバカ話をしたりしていたエピソードをアレンジしました。

お話そのものは、女性ふたりが男性を誘拐して監禁し、じわじわ去勢して楽しむという単純なお話ですが、二人をレズにしたのははじめてでした。
いま執筆中の『悪霊』のヒロインも去勢好きのレズビアンですが、その原点はこの作品なんだと今頃気づいた次第です。





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さわやかな青春小説としてBBを書けないかと考えて作った作品です。
 

1998年のサッカー・ワールドカップ(フランス大会)に、日本代表が初出場した頃に書いた記憶があります。当時、ぼくは男女混合のサッカーチームに入って月に二回くらいの割合で活動していたのですが、当時、仲間内ではサッカーのことを「玉蹴り」と言っていました。もちろんサッカー仲間にはBB趣味のことは内緒でしたけど、「玉蹴りやりますか」なんて女性のチームメイトが喋ってるのを聞くたびに妙な気分になったものです。

んで、サッカーは結構、股間にボールがあたる事故が起きるんですね。ぼくはゴールキーパーだったんですが、一度、紅白戦で女子選手のシュートを股間で受けて、幸い当たったのは玉ではなく棒だったんですが、それでもかなりの衝撃で、一瞬顔が真っ青になったらしく、その女子選手から「大丈夫ですか?」と気遣われ、笑顔をつくって大丈夫大丈夫と言いつつ、痛いやら、何やら変に興奮するやらでした。

実際、別の奴がキーパーやってた時、そいつの股間にボールがまともに直撃して、悶絶して結局その日は試合に出られなかったこともありました。

そういえば、2011年になでしこジャパンがワールドカップで優勝し、日本中を感動させた時、エースの澤選手が相手選手の膝が股間に入って悶絶する場面がありましたね。ネットでは『澤アニキ、やっぱりついてたんですね』と言う奴がいたりしました。

そういえばむかし、『ヴァニーナイツ』という深夜ドラマで、おかまの集団に襲われたヒロインたちが、股間蹴りで逆襲して相手を悶絶させ、「ついてましたね」「ついてました」と安堵するシーンがありました(その前に、おかまの股間を蹴ったら、ついてなかったので効果がなかったという前振りがあったわけです)。




最後に悶絶する相手にとどめの金蹴りをくらわす女子高生は永井流奈さん。結構好きなアイドルでした。






 

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これ書いたころは、まさに藤原さんの全盛期でした。

背が高く、脚が長く、胸が大きくと、金蹴りするには理想的な 女性だったんですが、実際その後、ドラマで二度ばかり金蹴りしてくれて、狂喜乱舞でした(今見ると、結構しょぼい蹴りなんですがw、誰が蹴るかが問題なわけで・・・・)

もっとも、この小説を書いた後、ドラマで動いて喋ってる藤原さんを見て、ちょっとがっかりした事を覚えています。

それは「声」です。なんていうか、子供っぽいというか、見た目とちがってセクシーな声ではないんですね。女優さんにとって、声質は結構大事で、ビジュアルは「?」なのに、声質でセクシーさを補ってあまりある女優さんは結構多いです。

まあ、藤原さんに限らず、グラビアで拝見するぶんには「nukeru」んだけど、実物を見ると「nukenaku」なる人は少なくありません。もちろん彼女たちには何も問題はなく、こちらの勝手な妄想ですけどね。

その後、藤原さんは結婚を経て、最近は文化人っぽい活動もされているようで、先日久しぶりにテレビで拝見したら、結構お顔に小じわがめだち・・・・・・・・ま、よしましょうw 

いろいろと自作小説について、構想だけは浮かぶんですが、なかなか書けません。

理由は、「悪霊」です。

新しく、戦前の昭和十年代、排外主義的・愛国的な本を書きまくって一世風靡した東大助教授が登場してしまいました。小説のクライマックスになるであろう、2・26事件の青年将校に大きな影響を与える重要人物になるはずです。

んで、こんな人物を出してしまってから、大急ぎで、当時の排外主義的・愛国的論壇について、調べ始めました。だいたいとんな議論が起こっていたか知っていたつもりだったんですが、いざ具体的に書くとなると、細かな論点まで調べた上で、そのなかから小説の展開上必要な要素を抽出していかないと、お話が前に進まなくなるんです。

というわけでお勉強しているんですが、その結果得られた知識で書けることって、たぶん三行くらいだろうことはわかっています。

でもその、三行が大事だったりするわけです。



 

いま執筆中の「悪霊」について途中経過のご報告や雑談など、このタイトルで書いていきたいと思います。



現在、第六部まで掲載済み、第七部まで書き上げた「悪霊」 ですが、結構大変なことになってきました。
第六部までは、BB小説ということもありまして、女性と女性の濡れ場は結構あったのですが、女性と男性のそれは避けてきました。プロレタリア作家の大橋と、薄幸の少女・佳代がセックスしますが、佳代が不感症という設定にすることで、通常の濡れ場にはならないようになっています。

なっていますと他人事のように書くのは、意識してそう書いてきたわけじゃなくて、自然とそうなったからなんですよ。BB、あるいは「去勢」という行為は、男女の肉体関係の否定でもありますからね。

それがどういうわけか、第七部に至って、はじめて男女の濡れ場が登場しました。それも、お互いに感じながらのずっこんばっこんです。

BB小説である以上、金蹴りや去勢場面は詳しく描いても、濡れ場は控えめに描写するようにしておりまして、第七部の男女の濡れ場も、描写そのものは控えめなんですが、シチュエーションそのものは結構やばいな、と書き上げてから気づきました。

もちろんこれも、意図してそうなったわけではなく、自然とそういうことになってしまったんですが、さて、濡れ場を描いたことで、物語がどう転がっていくのか、ますます作者自身にもわからなくなっております。


そして、現在半ばまで書いた第八部では、男女の濡れ場以上にやばいことになってきました。あらかじめ、こう断り書きをいれておきます。


この「悪霊」という小説は、あくまでもフィクションであり、人物や団体は架空のものです。






 

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これは太宰治の「男女同権」という短編小説が元ネタです。終戦直後、「これからは男女同権の世の中だ」という風潮の中で、ひとりのじいさんが「何をいうか、俺は女性にいじめられてきたんだ」と延々と愚痴をこぼすけったいな小説です。
ぼくは思春期の頃、太宰治を読みまくった時期があり、あの一気呵成に喋り倒すようなスタイルに憧れ、それを模倣してみたのが、この作品です。

後で知ったのですが、太宰治の小説の多くは、太宰が喋った言葉を奥さんが筆記したものなんだそうですね。太宰の奥さんの津島美知子さんは元学校教師で、そうとう頭のいい人だったらしく、太宰の死後にかいた回想録は、資料としての信頼性も高く、鋭い観察眼にあふれた名作です。太宰治が数々の名作を残すことができた最大の功労者でしょうね。






んで、最後のオチは、知る人ぞ知る、1920年代のドイツ表現主義映画「カリガリ博士」です。




とまあ、枠組みは、ぜんぶパクリじゃんと叱られてもおかしくない作品なんですがw、自分なりに日本の戦後史を盛り込んだつもりです。

 

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子どもの頃、OLが悪徳上司に復讐する「現代女性版・忠臣蔵」がテレビドラマだか映画だかになるという新聞記事を読み、なぜか興奮した思い出があります。ずいぶんおぼろげな記憶で、どんなタイトルだったか、どんな女優さんが出ていたのかまったく忘れてしまってるんですけど、三つ子の魂なんとやらで、数十年たってから自分で作品化してみました。

迷ったのは、編み物ばかりしているヒロインにBBをやらせるかどうか、でしたね。結局させないという手もあるかなと思ったり、いや、BB小説なんだから主要女性キャラがBBしないってのもどうよと思ったり、最後までなかなか決心がつかなかった記憶があります。



 

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今でも愛着のある作品です。

構想を思いついたのは、いわゆる格闘技SMのお店に通った経験です。
もともとぼくは、女性の金蹴りを第三者として見るのは好きですが、自分がやられたいと思ったことは一度もありません。ただ、蹴られる気分はどうなんだろうと、ある時期幾度かそういうお店に行きました。実演してもらったり、女王様がたのお話を伺ううちに、そういう職業を持つ女性の半生を、幼少期に遡って書いてみようと思い立ったのです。

ヒロイン視線ではなく、ヒロインに股間を蹴られる度に「運」を授かる漫画家視線で描いたのは、これまで、自分の人生に明るい光りをもたらしてくれた女性たちへの、感謝の気持ちをこめたつもりです。 

 

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これは、とにかく登場人物の内面だの、物語のテーマや世界観だの、そういう七面倒くさいことは抜きにして、何も考えず、セクシーな美女たちが悪い男たちを去勢しまくる作品を作ろうと思って書いたものです。

実は元ネタがありまして、豪華客船に乗り込んだ美脚モデルたちが、船をシージャックした海賊たちの金玉を潰しまくるという海外のBB小説を、予備校の夏季講習に置き換えたのです。

久しぶりに読み返してみると、ヒロインたちの去勢方法は結構えぐいですね(笑)。男だったら絶対にこんな目にあいたくないです。

とにかく残忍な場面が続くだけに、からっとしてスピーディーな雰囲気作りだけ心がけました。

 

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この作品については特に語ることもありませんが、アメリカ人ヒロインの名前だけは、ご存じブリトニー・スピアーズからいただきました。この作品を書いた頃のブリちゃんはまだ十代の人気絶頂期で、その後、あんな波乱の人生を送るとは夢にも思っていませんでした。


 


この頃、セクシーな巨乳ティーンとして大人気だったブリちゃんは、海外のBBマニアの間でも大人気で、彼女を主役としたBB小説が結構書かれていて、ぼくも二つばかり翻訳したことがあります。

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つづいて、「美人三姉妹の人間狩り」について。
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二作目のBB小説。これは、ご招待にあずかって人気のない別荘に招待されたらとんでもない目にあったという、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」型の小説です。

ところで小説を書く場合に大事なのは、「登場人物のうち誰の目線で書くか」です。もちろん、登場人物ではなく、いわば神様の目線で客観描写に徹する方法もありますが、たいていの場合、主人公(複数もあり)の目線が中心となります。

第1作の美少女の夏(http://kekeo1964.web.fc2.com/bishojononatsu.pdf)は、金玉を潰す立場のヒロインと、潰される側の男と、交互に目線が入れ替わるスタイルでした。その点、今回は徹底して潰される側の目線で描いたわけです。

すなわち、被害者の目線で加害者を描くと、相手は自分にとってひたすら恐ろしい存在であり、同情の余地のない加虐マシーンになりえるんですね。ここにヒロインの三姉妹目線を入れると、なぜ彼女たちは別荘に男を招待して去勢ゲームを楽しむようになったのかという動機を描かないわけにはいかなくなり、そうなると自然に、彼女たちに同情的な雰囲気が生まれてしまいます。

第2作は、そういう七面倒くさい要素は省いて、純粋に悪魔のような女たちの玉潰しゲームを描きたかったんですね。そうなると自然と、男目線だけの作品になったわけです。

ちなみに私は、牝→♂のBBを見るのは大好きですが、されるのは嫌ですW たとえ「プレイ」でもされたくないです。実際、されたことありません。されたことがないからこそ、そう「される」男がどんな気分を味わうのか、それを「創作」を通じて知りたくて書いたのが、本作です。





 

これから、自作の小説について、思い出話などを書いていきたいと思います。

まずは、初めて書いたBB小説「美少女の夏」
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この小説を書いたのは、もう十数年前です。発表月は1999年10月となっていますが、これは自前のホームページを作成し、それまで書いていた小説をアップした日付であり、実際に書いた年は、もうわかりません。

その当時、「玉姫殿」という、日本におけるBBサイトの鼻祖のようなホームページがありました(今でもあるかもしれませんが、有料会員制になって以来、ご無沙汰しています)。そちらの管理人さんに親しくしていただくうちに、海外の様々なBBサイトを教えていただきました。そして、この世にはBBをテーマとした小説があることを知り、個人的に翻訳を始めたのです(http://kekeo1964.web.fc2.com/page2.htm参照)。

そのうち、自分でも書いてみたくなり、玉姫殿に掲載してもらえないかと管理人さんにお願いしたところ、快く載せていただいたのが、この作品です。

今読み返してみると、本当に稚拙な出来で、宦官の、もとい汗顔の至りですが、ただ、ヒロインがBBの快楽を知ることによって、別の自分に目覚めて変身していくというプロセスが、自分にとってはもっとも書きたいことなんだなと思いました。

ともあれ、自分にとって最初のBB小説ということで、愛着ある作品です。




 

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